【体験談】療育の仕事はつらい!自分に合った会社を見つける3つの戦略

子どもが大好きだけど保育士は・・・
保育士の職種で働き方を良くするにはどうしたらいい?
療育の仕事をやめるべきかな・・・

このような悩みを持っていませんか?

子どもは大好きだけれど保育士の仕事などは働き方がひどいから続けていこうかすごく迷いますよね。

そこで、現役療育保育士に保育士の現状と環境を変えるコツを聞いてきました。

めぐみさんの療育や保育に関する情報発信についてはこちらをご覧ください▼

めぐみさんのtwitter(2023/7/14時点アカウントを消去)
めぐみさんのnote

この記事の概要
  • 子どもたちを支援する仕事はたくさんある
  • 転職も視野にいれる
  • 「ない」があるとつらいと感じる
    例:時間がない、相談相手がいない、管理者と合わない
  • 自分を俯瞰に見れる人は療育の仕事に向いている

※この記事はめぐみさんと対談した内容を基に執筆しています

目次

【体験談】療育の仕事はつらい?自分に合う会社を見つけた過程

今回インタビューさせていただいためぐみさんは様々な経験をしていらっしゃいます。

めぐみさんのこれまでのご経験は下記の3つです。(2022/6/23時点)

  • 放課後等デイサービス
  • 児童発達支援事務所
  • 療育保育士兼マーケター

放課後等デイサービスに勤務中、保育士の資格も取得したとのこと。それぞれのお仕事について深く解説していきます。

初めての療育!放課後等デイサービス

子供が大好きなめぐみさんが就職した先が放課後等デイサービスです。

放課後等デイサービスとは、6歳~18歳までの障がいのあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。

夢門塾

放課後等デイサービスでの主な仕事は下記7つです。

  1. 療育活動プログラムの作成
  2. 子どもたちのお出迎え/お見送り
  3. 宿題などの勉強の補助
  4. 療育活動プログラムの実施
  5. 記録の作成
  6. お掃除
  7. 教材作成

放課後等デイサービスは6歳以上の「勉強しましょう」と言われる年齢を対象にするため、「勉強できるようにする」という要素が強いです。

めぐみさんの1日のスケジュールはこんな感じです。

「放課後」という名称からも分かる通り、勤務時間は遅めの11時~20時。しかし、めぐみさんの就職先はブラック企業でした…。

通常の業務にマーケターとしての仕事も任されていたんです。1日3時間、月60時間以上のサービス残業が常態化していました。

このような働き方や求人と違う点があり半年間で12人もやめていったんです。

おいさん

こんなに求人内容と違う会社もあるんですね。

めぐみさん

そうなんです。SNSの求人募集に応募したことが原因かと…

方針を変えてみた!児童発達支援事務所

放課後等デイサービスを退職し、充実した支援を目指したいと考えて6才以下を支援する児童発達支援事務所に転職しました。

児童発達支援事務所の主な仕事内容は下記4つです。

  • 児童の指導
  • 育成計画/企画の立案
  • 事業所内の調整
  • 掃除/片づけ

児童発達支援事務所は2~6才の幼いお子さんを支援するのが特徴です。1日のスケジュールは下記流れです。

1日1時間ぐらいサービス残業。さらに、保育園のコンサルというやったこともない仕事もありました。

突然現場をふられて働かされることもしばしば…。管理者との相性や面接で話をしていたときと全然違うことも多く結局辞めました。

おいさん

コロナが流行した時期でもあったので大変だったんでは?

めぐみさん

本当に大変でした。17連勤して1日休んで17連勤したこともあります。

今までの経験を基に!療育保育士兼マーケター

これまでの経験を振り返り、転職では3つのことを意識して活動しました。

  • 転職サイトは複数利用する
  • 面接は必ず現地で受ける
  • 複数回面接の設定をお願いする

現場の雰囲気もわかるので現地での面接は必須です。相手を知り、自分を知ってもらう機会をつくるために複数回の面接も設定してもらいました。

最終的に療育保育士兼マーケターとして採用してもらい、下記仕事にも注力しています。

  • 記事作成
  • Twitter運用
  • 支援企画の考案/進捗

残業もなしで1日トータル8時間働けばよいという条件で仕事をしています

おいさん

子どもたちを支援するやり方はいっぱいありますからね

めぐみさん

残業がない会社だとプライベートが充実してありがたいです。

【体験談】療育の仕事でつらいと感じること3選

療育の仕事は楽しいこともある一方でどうしてもつらいと思うこともあります。特につらいと感じたことは下記3つです。

  • プライベートの時間がない
  • 相談する相手がいない
  • 管理者とは合わない

プライベートの時間がない

療育施設は最低人数での運営のため支援以外の業務もお願いされます。しかし、子供たちの支援もあるため支援以外の業務に時間がとれません。

支援以外の業務残業で対応しプライベートの時間が削られます。放課後等デイサービスでも毎日3時間のサービス残業が常態化していました。

めぐみさん

資格を取るために学校へ行く予定でしたが断念しました。

相談する相手がいない

何をしたらよいのか分からないときに相談する相手がいないというのも非常につらいです。

これまでの2つの会社は離職率も高く、仲がよかった人達も辞めていき相談する相手もいなくつらかったです

おいさん

サービス残業もあるとみんな辞めていきますよね。

めぐみさん

半年で12人も辞めたこともあります。

管理者と合わない

療育の仕事はチームで活動することが多く、療育のプログラム作成や関係者との連携も非常に重要

そのため管理者との相性が悪い場合納得のいく方針にすることができず、仕事へのやりがいをそがれてしまいます。

たとえば、稼ぐことを重要視していた管理者は虐待されている子以外を受け入れたりしていました。

【体験談】療育の仕事で楽しいと感じること3選

療育はつらいことばかりではなく、楽しいと感じることも多くあります。めぐみさんの中で楽しいと感じていることは下記3つです。

  • 子どもたちの成長
  • 子どもたちと触れ合えること
  • 自分の成長

子供たちが大好きだからこそ、触れ合えている時間、成長を実感できる時間は本当に楽しいです。

全く話すことができなかった子も卒業の時は「だい(ちょうだい)」「かて(かして)」など発語できるようになって成長を強く感じました。

子供たちの支援を続けるたびに子供たちだけでなく自分自身も成長します。

めぐみさん

充実した支援をするために取得した資格も自分の成長の証です。

療育の仕事に向いている人|本当につらいなら無理に続けなくてOK

子供たちが大好きだからと療育に向いているとは限りません。限られた時間で十分な支援をしなければならないからこそ、ストレスも溜まりやすいです。

3社目の転職を経て、療育という仕事に向いている人は下記3つです。

  • ほどよく自分を調整できる人
  • 俯瞰して見れる人
  • 周りに頼ることができる人

子供が大好きで頑張りすぎると燃え尽きてしまうかもしれません。なので、自分を第3者目線で観察でき、ほどよく休むことが重要です

療育の仕事はチームで活動することもあり、1人でできることは限られています。誰かに頼り自分自身で抱え込まないことも大切です。

おいさん

自分ができる範囲で頑張ることが大切なんですね

めぐみさん

つらい時は転職も視野に入れましょう。自分に合った職場はありますよ。

【転職のコツ】自分に合う会社を見つける3つの戦略

3社目の転職で自分に合った会社を見つけることができためぐみさんが考える転職のコツは下記4つです。

  • 複数の転職サイトを利用する
  • 面接は現地で実施する
  • IT化が進んでいる会社を選ぶ

複数の転職サイトを利用する

複数の転職を利用するメリットとしては下記3つがあります。

  • 多くの求人を見ることができる
  • 求人同士を比べることができる
  • SNSの求人よりも信憑性が高い

SNSでの求人募集だとどこのフィルターもかかっていないため労働条件が大きく違うことがあります。

さまざまな求人条件を見比べることで業界の一般的な労働条件も把握可能です。

転職サイトにたくさん登録すると確認することに時間が取られてしまうので2~3つの転職サイトに絞りましょう

おすすめ転職サイト

保育士求人サイトではジョブメドレーも有名ですが、会社の違法を報告しても求人を記載し続けたりと良いイメージがありません。

めぐみさん

1つの転職サイトだけを頼りにやっていたので失敗しました。

おいさん

転職初心者の方はマイナビ転職も良いですよね。

面接は現地で実施する

IT化が進んでいる昨今、転職活動においてもWeb面接が主流となりつつあります。しかし、面接は可能な限り現地で実施してもらいましょう

現地で実施することのメリットとしては下記3点です。

  • 働く労働環境を直接確認できる
  • 働く人たちのことも確認できる
  • どういう子どもたちを受け入れているか確認できる

Web面接だけだと労働環境を直接確認することはできません。自分自身が働いている姿もイメージしやすいので非常に有効です。

IT化が進んでいる会社を選ぶ

IT化が進んでいれば効率的に仕事ができます。今でもタイムカードを手書きでしたり、書類を手書きで作成している施設は多いです。

子供たちの支援は臨機応変な対応が求められ、雑務は定時後にすることも多いので少しでも時短を意識している会社を選ぶ必要があります

おいさん

効率化を図れば子どもたちへの支援時間も確保できますしね。

めぐみさん

IT化が進んでいないとムダなところで時間を割かなければなりません。

【療育の仕事をつらいと感じる人必見】選択肢を広げる考え方

子供が大好きだけど療育の仕事の働き方についていけるか不安という人は、選択の幅を広げるために下記考え方を取り入れてみましょう。

子どもたちを直接支援するのではなく、間接的に支援する仕事を選ぶ

具体的にいうと教材作成や文具の考案など間接的な支援のお仕事に目を向けるということです。

直接的に子供たちを支援することが全てではありません。あなたが一生懸命考案した教材も子供たちの支援につながります。

長く働くためにも、良い環境で子供たちを支援できる仕事を見つけましょう

【筆者が直接調査】子供たちを間接的に支援する職種の求人を調べてみた

業界求人数No1のリクルートエージェント、リクナビNEXTを利用してどのような求人があるのかを調べてみました。

結論、子供たちを間接的に支援する職種求人は合計1,000件以上ありました。求人調査をしたおすすめサービスは下記2つです。

リクルートエージェント ・・・専用担当者がついて転職をサポートしてくれる無料サービス

リクナビNEXT ・・・求人チェックや応募できる無料サービス

教材関係の求人数
全体求人704件607件
業界/職種未経験可の求人162件179件
求人数一覧
おいさん

他にも気になる職種があれば簡単に検索可能です。

まとめ|療育の仕事がつらいときは視野を広めてみるべき

この記事では現役療育保育士兼マーケターのめぐみさんの体験談をもとに療育保育士について解説しました。

この記事の概要
  • 子どもたちを支援する仕事はたくさんある
  • 転職も視野にいれる
  • 「ない」があるとつらいと感じる
    例:時間がない、相談相手がいない、管理者と合わない
  • 自分を俯瞰に見れる人は療育の仕事に向いている
おいさん

約1時間半のインタビューありがとうございました。

めぐみさん

こちらこそありがとうございました。自分自身のことを整理できてよかったです。

おいさん

それは良かったです。めぐみさんのアドバイスは多くの人の役に立つと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。子供たちが大好きだからこそ、自分自身を追い込み過ぎている方の参考になれば嬉しい限りです

無理をし過ぎるとなにもかもがうまくいきません。つらいときは逃げても全然OKです。一歩ずつ改善していきましょう。

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