【体験談あり】意匠建築士はしんどい?現役建築士に聞いた!しんどいこと3選|難易度を下げる転職のコツ

建築士は残業が多いのが普通なの?
建築士の転職って難しいの?
どの会社でも建築士って大変なの?

このような悩みを持っていませんか?

せっかくなった建築士もつらすぎてこのまま働き続けれるか?転職とかも考えた方がいいのか?悩みは尽きないですよね。

そこで、現役建築士であるだーこまさんに建築士のしんどいことや働き方についてインタビューしてきました

インタビューについて

だーこまさんの建築女子についての情報発信はこちらをご覧ください▼

Daakomablog
だーこまさんのtwitter

この記事でわかること
  • 建築設計職のしんどいこと
  • 建築設計職の働き方/体験談
  • 建築設計職の転職

建築士は個人事務所からハウスメーカーまで多くの規模間の企業があります。

もし今の働き方や仕事に不満があるのなら転職して環境をガラッと変えて悩みを解決させるのもありです。

そこで僕が2回転職し成功したコツを全て盛り込んだ転職ノウハウ記事が非常に参考になるのでチェックしてみてください▼

目次

【体験談】しんどくても続けた職種!3社勤めた建築士だーこまさん

だーこまさんは2回転職し、現在は地元ハウスメーカーで働いています。

だーこまさんの職歴

1社目:地元ハウスメーカーの建築士

2社目:設計事務所の建築士

3社目;地元ハウスメーカーの建築士

働き方改革の影響もあり転職するたびに少しずつワークライフバランスを改善されています。それぞれの仕事について話を聞いてきました。

1社目:地元ハウスメーカーの建築士

大学を卒業後入社したのが地元のハウスメーカーです。戸建住宅設計を担当しており、間取りの打合せや図面作成業務などを行っていました。

休み/残業について
  • 毎週水、木が休み
  • 残業は80~100時間/月

土日はお客様との打合わせが多いため、休日は平日に設定されます。1日のスケジュールはこんな感じです。

【意匠設計建築士はしんどい】地元ハウスメーカーの1日のスケジュール

成約にならないものも含めて1人当たり約30件住宅を担当します。なので、土日は基本的に打合せばっかりです。

土日祝と平日で1日のスケジュールも大きく変わります。

1日のスケジュールを詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください▼

【地方ハウスメーカー】残業は多い?ブラック?設計職の1日の流れ

おいさん

残業も多いし、土日に休みがないときついですね

だーこまさん

そうですね。業界的にこの働き方は普通でした。

2社目:設計事務所の建築士

結婚して1社目を退社し、次の転職先に選んだのが知り合いの設計事務所です。設計事務所は公共施設の設計をメインで取り組んでしました。

休み/残業について
  • たまに休日出勤あり
  • サービス残業は60~80時間/月
  • 休日でも社長から連絡がある

面接のときにライフスタイルに合わせて柔軟に対応すると言われていましたが、実際は全然違いました。

入社することを伝えたときに社長から「うちは残業代でないから」の一言。残業60~80時間はサービス残業として仕事していました。

そんな設計事務所の1日のスケジュールはこんな感じです。

設計事務所の1日のスケジュール解説

社長からの指示が多く、社長が帰ってから自分の仕事は処理していました。

そんな設計事務所の体験談について詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください▼

【設計事務所の1日】長時間労働はあたりまえ?【私にはきつかった】

おいさん

サービス残業でこの量はやばいですね…

だーこまさん

最終的に体調不良になり休職しました

3社目:地元ハウスメーカーの建築士

次の職を見つけるために休職中に転職活動をしました。転職先として決めたのが地元ハウスメーカーです。

仕事内容は戸建住宅の図面作成や工事監理/検査などの立ち合い業務です。

休み/残業について
  • 固定残業40時間の設定
  • 残業時間20~40時間/月
  • 水曜、隔週火曜日が休み※

※業務に支障が起きない範囲で自由に休日変更できる

残業40時間以下で仕事をしているので多めに残業代をもらっています。3社目の1日のスケジュールはこんな感じです。

基本的に図面作成をメインで行っています。残業をしないで帰るときもあるので働き方的には大分改善されていますね。

おいさん

固定残業時間内で収まっているなんて珍しい会社ですね笑

だーこまさん

定時で帰るときもあるので助かってます

建築士の仕事でしんどいこと3選

住宅設計はお客様の理想の家をつくる魅力的な仕事です。一方で下記のようなしんどいこともあります。

  • 業務量が多い
  • 管理職との距離感
  • 他部署との連携が難しい

業務量が多い

図面作成や工事の監理など業務量が多いため長時間労働になりがちです。1人当たりの担当数も30件ほどあり非常に多いです。

お客様との打合せや図面作成だけでなく下記の仕事も同時並行で進めなければなりません。

  • 現場の方々との調整
  • 工事監理
  • 建築確認申請業務

建築確認申請とは?:建物の工事に着手する前、特定行政庁(県や市)や民間審査機関に書類を提出し、建築基準法に適合しているかどうか確認をすること

今では働き方改革で残業が少なくなっていますが、それでも20~40時間ぐらいは残業しています。

おいさん

残業したくない人にとっては厳しい環境ですね…

管理職との距離感

管理職との距離感は非常に難しいです。個人経営の会社なら特に社長との距離感が近いせいで下記3つのことで苦労しています。

  • 社長の仕事を優先しないといけない
  • 社長のペースで会議が進む
  • 社長に指摘しづらい雰囲気

個人経営の設計事務所に入社する場合は社長との相性が重要です。自分の意見を主張したい人にとってはワンマン社長/管理職とは合いません。

一方で、指示をされて仕事がしたい人にとっては最高の環境とも言えます。

おいさん

個人経営の企業へ入るときは社長がどのような人なの調べつくさないといけないですね

だーこまさん

面接だけでなく、働いている人から情報収集するのも大切です

他部署との連携が難しい

設計士は1人で仕事を進めることができる職種ではありません。営業、工務などの他部署と連携を図るのは難しく、しんどいと感じることがあります。

下記のように営業と工務の間に挟まれたことで調整が難航したことがありました。そういうときは上手く言っている先輩に相談してみるのが一番いいです!

【意匠設計建築士しんどい】他部署との連携がむずかしい解説記事

しんどいなら転職してOK!建築士の転職のコツ

資格が必須な職業は油断していると全然内定をもらうことができません。そこで、4つのコツを取り入れる必要があります。

  • 転職で改善したいことを明確にする
  • 資格のことについて確認する
  • プライベート含め正直に話す
  • 良い担当者と出会う

転職で改善したいことを明確にする

せっかく転職したのにやっぱり前の会社が良かったなんてこと合ってはいけません。そこで転職の軸を必ず決めましょう

転職の軸とは?:転職で叶えたいこと。例えば、年収を上げたい。残業を減らしたい。地元へ帰りたいなど

転職の軸は自分自身で決めることであり、下記のような例でもOKです。

  • 社長が優先される縦社会ではない
  • 残業代は絶対に出る会社
  • 残業は45時間以内で収まっている会社

改善したいことを明確にすると、転職エージェント側からのサポートも受けやすくなります。

資格のことについて確認する

建築士の仕事は資格が必要です。一級建築士の資格を応募条件にしている企業もあります。

そこで、二級建築士の資格しかもっていない人は企業へ資格について問い合わせをしてみましょう

二級建築士でも応募可能な場合もあるからです。

だーこまさん

エージェント担当者にお願いすれば確認してくれます

良い担当者と出会う

良い転職エージェント担当者と出会えれば応募の幅を広げてくれるだけでなく、企業に資格などについてアポイントを取ってくれたりします。

逆に悪い担当者だと求人を押しつけてきたり、書類添削や面接練習など何もサポートをしてくれません。

たとえば、建築士の仕事でも一級建築士、二級建築士で求人の幅は大きく変わります

良い担当者の場合、企業に資格についてアポイントをとってくれたり応募の幅を広げてくれます担当者の対応が悪いと感じたら担当者を変更してもらいましょう

担当者も良し悪しがあるのでうまく転職活動が進まないときは担当者変更をお願いしましょう

担当者変更依頼について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

【1通のメールでもOK】無駄なやり取り解決!各転職エージェントの担当者変更を全解説

だーこまさん

私の担当者は熱心で企業にもアポイントをとってくれました

プライベートも含め正直に話す

中々転職できないと焦ってしまいますが、嘘は決してついてはいけません。

あなたの希望は転職をすることではなく、理想の働き方/仕事場に転職することです。そこで重要になるのがプライベートも含めて正直に話すこと

今後の働き方について悩んでいる場合は必ず相談するようにしましょう。

  • 1年後に出産を考えている
  • 将来育児もしながらの仕事になる
  • 残業代はきちんともらいたい

ただし、正直に質問しすぎると応募企業に悪い目で見られてしまうこともあります。グチなどの悪いイメージをもたれないしょうにしましょう。

だーこまさん

正直に話をしておけば休み復帰後に相談しやすいです。

【思い出を作る】理想の建築物を造る!建築士の魅力

建築士の仕事は残業が常態化していてしんどい一面もあります。しかし、とても魅力があるのも事実です。

たとえば下記のような魅力があります。

  • クライアントと対話しながら、理想の建築物を造れる
  • 建築物が完成したとき違和感を感じる
  • 形に残る仕事ができる

お客様と対話しながら、理想の家を造る住宅設計はとてもやりがいを感じます。対話を重ねるうちに、お客様は心を開いてくださいます。

最終的に「だーこまさんが言うんだったら」と信頼のお言葉をもらえたときは本当に嬉しいです。

だーこまさん

携わって建物を見るたびに当時のことを思い出します。

まとめ|建築士でもしんどいときは逃げ出してOK

本記事では現役建築士のだーこまさんに建築士の現状と対処法について教えてもらいました。

建築士がしんどいと感じる人は別環境であれば改善できることもあります。

この記事の概要
  • 建築士は残業が多くなる傾向
  • 建築業界も働き方が改善されてきている
  • 個人の設計事務所は社長次第
おいさん

建築士の仕事は0からものを作るので長時間労働になりがちですね

だーこまさん

はい。でもお客様と0から家を作ることはとてもやりがいがあります

会社によって働き方は大きく変わってきます業界で働き方はある程度決まりますが、会社を変えるだけで改善できます。

環境を変える方法として1番良いのが転職です。転職は始め方を間違えてしまうと失敗する可能性もあります。

そこで僕が2回転職し成功したコツを全て盛り込んだ転職ノウハウ記事が非常に参考になるのでチェックしてみてください▼

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