- 残業時間が多いと正直に答えてよいものだろうか?
- 残業時間が多いと答えると無能と思われるのかな?
- 残業が多いと答える時どう言ったらよいのかな?
面接で転職理由を「残業時間が多いからです!」と答えてよいものか迷っていませんか?
この記事で紹介する正直に答えるための一連の流れを理解し実践することで残業が多い会社から避けることができます。
実際に筆者であるおいさんも面接で正直に答えることで残業の少ない企業へ転職することができました。
- 転職、働き方に関する20冊以上の本の読破
- 転職したら聞いていた時間以上の残業をさせられた経験あり
- 残業の少ない企業転職についての有益情報を発信
この記事の具体的内容としては
- 企業とマッチしているか確認するために転職理由は正直に言う
- 面接で働き方のことばかり確認しない
- 自分が対処できる残業時間上限を決めておく
この記事を読み終えて実践すれば残業の少ない企業を選定できます。
それでは解説していきます。
面接官が転職理由を確認する2つの目的|企業と求職者のマッチ度確認

面接官が転職理由を確認する目的としては
- 将来的に同じ理由で退職しないか見定めるため
- どのような人物か把握するため
面接官も採用の責任があり、採用コストも安いわけではありません。
それぞれの目的について詳しく解説します。
目的①:将来的に同じ理由で退職しないか見定めるため
企業は転職後同じ理由で退職しないか見定めるために転職理由を確認します。
企業は多くのお金を払って求人募集しているので簡単に辞められたら困るんです。
例えば
- 転職理由:残業70時間で働き方を改善したい
企業の労働環境:残業20時間程度
この人はやっていけるな!
- 転職理由:年収350万円で結婚して子供を生まれたので年収450万円まで上げたい
企業給与体制:年収500万円
この人はやっていけるな!
- 転職理由:残業50時間で働き方を改善したい
企業:残業60時間程度
この人はやっていけないだろう・・・
転職理由の悩みを解決できる企業でなければすぐに退職してしまう恐れがあります。
目的②:どのような人物か把握するため
求職者がどのような人物か把握するために転職理由を確認します。
転職の背景を知ることで人物像が想像しやすくなります。
例えば
転職理由は残業が多く働き方改善をしたいからです。残業が多すぎて、上司に口頭で相談しましたが全然対応してくれなかったので転職を背ざる負えなくなりました。
転職理由は残業が多く働き方改善をしたいからです。上司に相談するだけでなく、業務の効率化も図りました。しかし仕事の母数が多いため長時間労働を背ざる負えない状況になり心身ともに負担が大きくなりました。
極端な例ですが、Bさんの方が他責にならず自分自信で改善しようとする印象が強いですよね。
他責思考の人だと仕事の進捗が悪く、多くの企業が他責思考の人を求めていません。
「転職理由は残業関係です」と正直に話す理由
転職理由を聞かれたときに残業で悩んでいるからと必ず伝えましょう
残業が多い会社から不採用にしてもらうためです
残業50時間で退職しようとしていることは転職したとしても直ぐ辞めてしまう・・・不採用!
求人票や面接で聞いた残業時間以上に残業をさせる場合もあります。
求人票の選び方についてはこの記事で具体的に解説してあります!
嘘ばかり書かれた求人票に騙されるな!
後悔しない嘘ばかりの求人票の見分け方についての記事はこちら!
「転職理由は残業です」と正直に話す場合の3つのポイント
転職理由を残業が多いと答える場合下記3点に注意しましょう。
- 自分の残業時間上限を決めておく
- 残業が嫌だ!という一点張りで終わらない
- 残業低減の努力をしたことを伝える
多くの企業に残業という存在は必ずあります。

注意点を意識して実践してください。理想の働き方に近い企業から内定をもらいましょう!
自分の残業時間上限を決めておく
自分が月どのくらいまでなら働くことができるのかを決めましょう。
企業の残業時間の良し悪しの基準になります。
例えば、
企業は将来的なことも含めて問題視をしません
残業時間0時間を目指している人は残業時間上限を20時間以内にしましょう
残業時間20時間程度であれば、仕事の効率化を図ることで残業0時間に近づけることができるからです。
残業が嫌だ!という一点張りで終わらない
面接で残業の話ばかりにならないよう注意しましょう。
この方は残業のことばかり話をしているなぁ・・・残業が少ない会社であればどこでもいいのか?
面接官も残業の話ばかりしていると不信感を抱いてしまいます。
働き方だけでなく、志望動機につながるプラスαの内容も話をしてください。
例えば、こんな感じです。
残業を減らさないといけない理由やこだわりを叶えるために残業時間を短くしたいという話ができればGOOD!!
残業低減の努力をしたことを伝える
残業を減らすための努力を具体的に実施したか伝えましょう!
転職だけを逃げ道にする考えだと面接官に下記印象を与えてしまいます。
- 繁忙期でどうしても残業が多くなると直ぐやめてしまうのではないか?
- 逃げ癖がついているのではないか?
事前にどのような残業改善を実施したか整理しておいてください。
例えば
現職で働き方改善を図ってきたが、環境を変えるしかないという状況になっていると伝えれたらOK!
転職理由を正直に話す一連の流れ
転職理由を話す一連の流れについて具体的に説明します。
各STEP毎に解説していきますね。

STEP1:転職理由を正直に話す
面接官から転職理由について質問があります。
残業+αを意識して回答してください。
悩みについて詳細を話すぎると愚痴になる可能性があります。注意しながら発言しましょう。
おいさんの場合はこんな感じです。
必ず結論を先に述べて補足する形で理由を発言しましょう
端的に話すことができるのかもチェックされています。
ダラダラ話をすると面接官も理解できず、結局何を言いたいんだとマイナスイメージです。
STEP2:残業を減らす努力について正直に話す
STEP1の回答後面接官はこのような疑問を抱き質問をしてくる場合が多いです。
残業が多いけれど減らすように何か対策はしたのかな?
課題が発生したときに自分自身で行動できるのかを見ています。残業を減らすための対策としては
- 優先度をつけて仕事に取り組んでいた
- リソース不足を上司に相談し人員増加を交渉した
- 時短になるように小さなムダも意識して取り除いた
- 1人で抱え込まず周囲に相談しながら業務に取り組んだ
おいさんの場合こんな感じです
このように今まで残業対策を考えて、手段の1つとして転職も視野にいれていることを伝えてください。
STEP3:志望動機を話す
志望動機のポイントとしては
- 残業については言い過ぎない
- 現職の中で意識して取り組んでいたこと言う
- 募集会社であれば希望を叶えることができることを言う
転職理由と紐づけることで志望動機により一層説得力が増します。
おいさんの場合は
転職で正直に発言するタイミング|転職エージェントには正直に答えるべし
転職活動では何でもかんでも正直に答えるべきではありません。
状況や内容に合わせて変えていきましょう。
ここではどのタイミングで正直に答えてよいのか解説していきます。
正直に言う!転職エージェントとの面談
転職エージェントとの面談はあなたが悩んでいること含めて正直に答えましょう。
希望の企業求人や正しいアドバイスをもらうことができません。
転職エージェントとの面談についてはこの記事が参考になります。
転職エージェントとの面談は転職の軸を伝えるべし!
転職エージェントとの面談についての記事はこちら!
正直に言い過ぎるな!転職面接
転職面接で主に聞かれることは
- 転職理由
- 志望動機
- 現職の仕事内容
仕事の悩みが転職理由の場合、愚痴になりやすいので気を付けましょう。
求職者のほとんどが現職へ不満や悩みをもって転職するものです。
正直に言うな!上司への退職理由
上司に退職理由を言う時は正直に言わないようにしましょう!
素直に言うと丸め込まれて退職できない場合があります。
上司ではどうしようもできないことを理由にしてしまえばOK!
例えば
退職理由について詳しく知りたい方はこの記事が参考になると思います。
上司も認めざる負えない・・・これで安心退職交渉!
現職への退職交渉についての記事はこちら!(現在記事作成中)
おまけ|面接での逆質問!残業情報を入手する
面接で必ず最後に「何か質問はありますか?」と聞かれます。
必ず残業については確認するようにしましょう。
聞き方のポイントとしては
- 業務内容や会社に関する質問を最初に聞く
- 残業時間がどのくらいか聞く
- 繁忙期と通常時でどのくらい差があるか聞く
面接官に残業ばかり聞くと弊社でなければならないのか?という不信感が抱かれます。
必ず業務内容などの質問と抱き合わせで聞くようにしましょう。
まとめ|転職理由を正直に伝えて残業の少ない会社へ転職する!
いかがだったでしょうか?
- 企業とマッチしているか確認するために転職理由は正直に言う
- 面接で残業時間ばかり確認しない
- 自分が対処できる残業時間上限を決めておく
残業が多い働き方で悩んでいることを面接官に理解してもらうことが重要!
入社したら自分が聞いていた残業時間でない場合もあります。自分が何のために転職をするのかを忘れないでください。
面接官も会社にとって有益な人材を手に入れたいという背景もあります。
残業時間ばかり気にしている人よりも会社に興味がある方を採用してしまうのが現状です。
そこで残業については触れつつも、応募した企業の仕事内容に興味があることも全面に話をしていきましょう。
それでは正直な言って誤解のない転職活動を!
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