みなし残業/固定残業ってなに?
みなし残業の会社ダメ?
みなし残業と固定残業って何が違うの?
このような悩みを持っていませんか?
求人票を見ていると「固定残業:45時間」と書かれていて判断に迷うことがありますよね。みなし残業と固定残業は同じ意味です。
結論、みなし残業はやめたほうがいい。しかし、どうしてもみなし残業を採用した企業に入りたい人に向けて5つの基準も解説します。
ポイントを知るだけで、みなし残業/固定残業の会社を選ぶべきか決めることができます。
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【勘違いしていない?】みなし残業/固定残業について
みなし残業(固定残業)制度は「企業が残業時間を見込んで事前に残業代を払う制度」です。みなし残業も固定残業も同じと思ってOK。
もっとわかりやすく図解でみなし残業を説明すると下記のようになります。

みなし残業時間以上働いたら残業代は追加でもらえます。ここまでみるとすごくいい制度ですが、使い方を間違っている企業が多いです。
どうしても行きたい会社でない限りみなし残業を採用している会社へは行かないでください。間違いなく転職したことを後悔します。
みなし残業を採用する会社へ行きたい場合は次の章で解説するみなし残業の判断基準を確認しましょう。
【やめたほうがいい?】みなし残業/固定残業のデメリット

みなし残業は残業時間が固定されているので下記デメリットが発生するため、みなし残業を採用する企業をおすすめしません。
- 残業を強要される
- 長時間労働の常態化
- ワークライフバランスの崩壊
残業を強要される
固定残業代分の残業を強要してくる会社もあります。みなし残業だろうと残業に変わりありません。
政府が発行している資料にも下記の通り示してあります。
時間外労働・休⽇労働は必要最小限にとどめられるべきもの
時間外の上限規制 わかりやすい解説
残業は強要されるものでなく、必要最小限に留めなければなりません。実際には残業を強要されるという口コミも見受けられます。
長時間労働の常態化
「残業代の分は働かないといけない」と自分を追い込んでしまい、長時間労働の常態化が促進されます。
みなし残業を採用する職場は働かないといけない雰囲気になっていたりします。固定残業の時間だけ働かないといけない法律はないです
SNSでもこのような口コミがありました。
ワークライフバランスの崩壊
「みなし残業は残業の定額システム」と勘違いする経営者もいます。みなし残業時間以上に残業をさせられワークライフバランスが崩壊します。
長時間労働にて心身への負担が大きく悩む人も多いです。みなし残業時間を超過した分は残業代としてもらえるので申請しましょう。

残業のサブスクと誤認識する経営者もいます
【見抜く方法も解説】みなし残業の悪用事例3選

残業代処理も不要で楽なため、みなし残業を取り入れている企業は多いです。中にはみなし残業を悪用している会社もいます。
みなし残業の下記悪用事例を紹介します。
残業し放題と勘違いするブラック企業

みなし残業超過分の残業代が支払われない
みなし残業を残業の定額と勘違いしている事例です。企業は超過分の残業代を支払わなければなりません。
みなし残業を採用する会社へ入社したい場合は必ず面談を設定して従業員の方から現状について確認してください。

超過分の残業を支払られない場合は専門の相談窓口に連絡しましょう
みなし残業設定を知らせていないブラック企業

みなし残業制度を取り入れていることを知らされていなかった
近年、みなし残業代の求人票トラブルは後を絶ちません。政府も求人票へのみなし残業代の記載に注意喚起しているほどです。
このような会社へ転職しないために労働条件通知書は入手し確認しましょう。
労働条件通知書は企業が採用者に通達しなければならないものなので発行されないということは絶対にないです。
みなし残業を勝手に撤廃するブラック企業

みなし残業が撤廃されたため、給与がガクッと下がった
みなし残業を勝手に撤廃するのはNGです。労働者の同意なしでの一方的な基本給の減給は原則無効です(引用:ベリーベスト法律事務所)
みなし残業代でかさ増しされていないか確認しましょう。給料の中で基本給の割合が少ないとこのような事例が起きかねません。
同業界他社の求人と比較することで基本給の妥当性がわかります。

みなし残業代と基本給の割合は要チェックです
【早く帰れば得をする】みなし残業/固定残業のメリット

みなし残業も状況次第では下記3つのようなメリットがあります。
- 残業代を必ずもらえる
- 労働時間の自由度が増す
固定残業が40時間の場合、20時間で帰ることができれば実績より多めの残業代をもらえます。
また残業時間を気にせずに働くことができるため、やりたい仕事であれば集中して取り掛かることも可能です。

次章で説明するデメリットも必ずチェックしてください。
やめておいたほうがいい!みなし残業/固定残業の会社の基準

どうしてもみなし残業制度を採用する会社へ行きたい場合は下記5つの判断基準にそって確認してください。
- みなし残業>希望の残業時間
- みなし残業時間<残業時間実績
- みなし残業時間<45時間
- 残業代の割合がおかしい
- みなし残業代が不当
みなし残業時間>希望の残業時間
希望の残業時間がみなし残業時間以上の会社は受けないでください。なぜなら、みなし残業分は必ず残業があるとおもっていいからです。
経営者もみなし残業分だけお金を払っているため、みなし残業時間分はみっちり働かせます。

もちろん例外はありますが、みなし残業分は残業があるという認識でOK。
みなし残業時間<残業時間実績
みなし残業時間を超過した分は残業代を支払わなければなりません。払っていない会社もあるためこの条件に当てはまったら応募はやめましょう。
残業実績を調べる方法は下記3つの方法があります。
- 口コミサイトで調べる
- 求人票で調べる
- 転職エージェントに確認してもらう
選考段階は上記方法しかなく働いてみないと分からない要素も多いです。内定が出たらオファー面談を設定し従業員に確認しましょう。
オファー面談については下記記事を参考にしてください。
≫転職活動の最終ステージ!ミスマッチを防ぐオファー面談の成功の秘訣を解説
みなし残業時間<45時間
みなし残業時間が45時間以下になっているかを必ず確認しましょう。45時間の残業は心身的に影響が大きく絶対に避けるべきです。
また残業が45時間と法律ギリギリの設定をしているということはもっと多くの残業をさせている可能性もあります。
残業代の割合
必ず残業代と基本給の割合をチェックしてください。なぜなら残業代が固定なため基本給を低く設定している企業もあるからです。
基本給が低い分残業で補填しているので給料自体は多い風に見えます。しかし、残業代を考えると本当はもっともらえるはずです。
また基本給はボーナスにも直結するため、基本給が低いということはボーナスも低くなります。

同業界の会社で比較し、妥当な基本給か判断しましょう
みなし残業代が不当
みなし残業代の設定が妥当か確認しましょう。一般的な残業代を計算することでみなし残業代が妥当か判断できます。
給与25万円のときの金額を例にして解説します。
内訳:みなし残業35時間(5万円)、基本給20万円、所内労働時間(8h×20=160h)
- 時給を計算する:基本給÷定時までの労働時間=20万円÷160h=1250円
- みなし残業の時給を計算する:みなし残業代/みなし残業時間=5万円÷35時間=1428円
- 残業時給を計算する(割増込):時給×1.25=1562円
- 結果を比べる:みなし残業時給1428円<残業時給1562円
みなし残業代が低く設定されている可能性があります。また各業種の時給額と比較するのも1つの手段です。
産業 | 残業時給額(円) |
鉱業、採石業等 | 1,827 |
建設業 | 1,411 |
製造業 | 1,350 |
電気・ガス業 | 2,870 |
情報通信業 | 1,694 |
運輸業、郵便業 | 1,484 |
卸売業、小売業 | 1,211 |
金融業、保険業 | 1,936 |
不動産・物品賃貸業 | 1,282 |
学術研究等 | 1,482 |
飲食サービス業等 | 756 |
生活関連サービス等 | 857 |
教育、学習支援業 | 427 |
医療、福祉 | 2,420 |
複合サービス事業 | 1,818 |
その他のサービス業 | 1,267 |
【不安だったらやめとけ】みなし残業/固定残業が向いている人

みなし残業の特性を考えると下記のような特徴を持つ人が向いています。
- 自主性が高い
- 時間に縛られずに働きたい
- 残業代を稼ぎたい
自主性をもってバリバリ働くことは良いですが、働き過ぎで体調を崩さないようん定期的に早めに帰るなどを心がけてください。
管理職など労働時間を明確に区切るのが難しい職種はみなし残業制度が適用されている場合が多いため要チェックです。

人に流されやすかったり、周りと合わせる性格な人にはおすすめしません
まとめ|不安な人はみなし残業/固定残業はやめたほうがいい
この記事ではみなし残業/固定残業のメリデメから見極める基準まで解説しました。下記基準は必ずチェックしてください。
- みなし残業>希望の残業時間
- みなし残業時間<残業時間実績
- みなし残業時間<45時間
- 残業代の割合がおかしい
- みなし残業代が不当
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