この仕事量はパワハラじゃないの?
こんな仕事量無理だよ
締め切りが今日中って無理やん
このような悩みを持っていませんか?
僕もキャパーオーバーなのに、上司に仕事を振られ続けてメンタルがやられたので気持ちがよくわかります。
結論から先に言うと、仕事量が多すぎるのは一種のパワハラに該当する場合があります。
そこで、本記事では仕事量が多すぎるパワハラの対処法について解説します。
仕事量が多すぎるのはパワハラになるのか?

結論から先に言うと、仕事量が多すぎるのはパワハラになる可能性があります。
なぜ可能性なのか?というと判断が非常に難しいからです。
厚生労働省が公表する代表的なパワハラの分類は下記7点です。
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
仕事量が多すぎるという事例は④の過大な要求に該当します。
しかし、仕事量も定義があるわけではなく、業種や能力によっても度合いが大きく変わるため判断が難しいです。
次の章でパワハラと認定された事例を紹介するので今の自分と比較してパワハラになるか参考にしましょう。
過大な要求のパワハラ事例

過大な要求のパワハラと認定された4つの事例を紹介します。
紹介する4つの事例は厚生労働省環境下の「あかるい職場応援団」から引用したものです。
- うつ病発症者のAさんに異動を進めた
- 病気休暇明けに業務量を増やした
- 約半年間早朝から深夜まで1人で働かされた
- 1人深夜遅くまで残業させられた
うつ病発症者に異動を進めた
この事例はうつ病発症者の方に異動を命じて追い込んだ事例になります。
認定されたポイントとしては当事者への配慮不足、暴言が取り上げられています。
メンタルがやられたときに異動までさせられて1から人間関係も構築しないといけないなんて堪ったもんじゃありません。
僕もうつ病経験者ですが、周りの配慮がない環境ならば今すぐ環境を変えた方が将来的に絶対にいいです。

うつ病だけでも重いのに当事者に負担をかける会社は辞めるべきです
病気休暇明けに業務量を増やした
本事例は教員がメンタルがやられ休職明けに業務を多く与えられ追い込まれた事例です。
認定されたポイントとして当事者への業務量増加による心理的負荷が取り上げられています。
免許外科目もさせられて断りたくてもパワハラ上司のせいで言い出せなかったんだと思います。僕もそうでした。
仕事量が多くなりパニック状態になったり、精神的につらい時があったらすぐに病院に駆け込みましょう。

病院に行けば思ったよりも簡単に休職をとる手続きをしてくれます
約半年間早朝から深夜まで1人で働かされた
本事例は約半年間早朝から深夜まで休憩も取れず働き続けた事例です。
認定されたポイントは「早朝から深夜まで休みも取れずに働かされたこと」と「退職するように嫌がらせをされていたこと」です。
僕も残業80時間の経験がありますが、早朝から深夜まで働くなんて絶対身体がボロボロになります。
上司はマネージメントを放棄しているのと同じです。いくら言っても変わらなければ転職をして自分で環境を変えるしかありません。

上司に相談しても何も変わらない環境は非常にキケンです
1人深夜遅くまで残業させられた
本事例は暴言を吐かれたり、1人遅くまで残業をさせたりして肉体的精神的苦痛を与え続けられたという事例です。
認定されたポイントは暴言や物を投げつけられたりなどの精神的苦痛と長時間労働の肉体的苦痛です。
僕も深夜22:00ごろにパワハラ上司から暴言を言われたことがありますがこれほどきついことはありません。
22:00に「本気でそれが正しいと思ってんの?」と説教をされました。こんなパワハラ上司と仕事をしていたら体がもちません。

きついと思ったら休職や転職を考えてください
パワハラだけじゃない!仕事量が多すぎる理由

仕事量が多すぎると自分1人ではどうしようもありません。仕事量が多くなる理由には下記5点が考えられます。
- 上司がマネージメントしていない
- 退職者が多い
- 疲労が溜まっている
- 仕事を受け入れている
- 仕事を進めるのが遅い
- 自分だけに仕事が集中している
マネージメントをできていない場合、上司はできる人に仕事を振り続けます。
そのため、仕事量も膨大になり1人に偏ることも多いです。
本来であれば適正な人数を配置しないといけないですが、人がいないので1人当たりの仕事量が増していく一方です。

人手不足のせいで毎日残業になるんですよね
あなただけしかできない仕事だったり、仕事を断らない人だと自分だけに仕事が集中するキケン性があります。
仕事が集中すると精神的負担も大きくなるので気をつけなければなりません。
仕事が集中しやすい人は下記記事で対策などを解説しているの参考にしてください▼
≫【イライラ】もう辞めたい!自分だけ仕事量が多い5つの理由と秘策を解説
【脱パワハラ】仕事量が多すぎるときの対処法

上司からの仕事を断ることができれば早いですが、高圧的だと断ることができません。
仕事量が多すぎて業務が停滞しているときは次の5つを実践しましょう。
できていないことに関して自分を責めてしまう人もいますが、あなたは何も悪くありません。
自分を責めずに対処法を実行しましょう。
記録に残す
上司が無理に仕事を押しつけてきた場合には必ず記録を残すようにしましょう。
なぜなら、トラブルに発展したときに証拠となるからです。
人間の記憶力は1週間で77%も忘れてしまうと言われているので記憶に頼ると正確な判断ができません。

記憶は証拠にならないので必ず記録しましょう
では、どのようなことを記録に残すかですが下記5つの項目を残してください。
- 日付や時間帯
- 誰に何を言われたのか
- 言われたときにどう思ったのか
- 言われた後どう行動したのか
- 周囲に誰がいたか
この5つを記録しておけばOKです。
参考に僕が残していた記録を紹介します(個人が特定される項目については変更)。
- 日時:2021年6月17日21:00頃
- 誰に言われたのか?:先輩
- 何を言われたのか?:締め切りの仕事をやっている最中に別の仕事を押し付けられ、説教をされた。「何を考えてるの?本当に言ってるの?」と高圧的な発言を受けた
- 言われた後どう行動したのか?:泣いた。こんな遅くまで働いているのになんで怒られなきゃいけないのか、仕事量が多すぎて処置できない
- 周囲に誰がいたか?:課長、同僚
詳しく思い出すのもイヤという場合は簡易的なメモでもOKです。
上司に相談する
仕事量が多すぎてキャパオーバーになっている場合は上司に相談してみましょう。
仕事状況を把握していない上司はあなたのマネージメントができていません。
そこで、あなたが何の仕事をもっていて締め切り含めてどのような状況にあるのかを説明しましょう。
そのうえでどの仕事を捨てるべきか説明してください。

判断材料を集めて、判断自体は上司に委ねましょう
人事/労働組合に相談する
上司に相談しても対処してもらえない場合は人事、労働組合に相談してみましょう。
労働組合にパワハラ相談をする人も年々増えています。
試用期間(3カ月以内)は非労働組合員のことが多いですが、会社に労働組合自体があれば相談することをおすすめします。
記録した内容をもとに相談してください。
社外相談室に相談する
社外相談室に相談するのも1つの方法です。
労働組合自体がなかったり、相談したけど取り合ってくれない場合に有効な方法です。
厚生労働省が進める相談場所としては下記5つです。
電話で伝えるのが苦手な人は、メールやSNSからの連絡も受けている「ハラスメント悩み相談室」に相談してみましょう
土日も相談を受け付けているため相談しやすいです。

この5つの期間は厚生労働省が関わっているため安心です
転職する
相談してもどうしようもないときは転職をすることをおすすめします。
転職であればガラリッと環境を変えることも可能です。
僕も残業80時間するほどの仕事量だったけれど、転職したおかげで毎日定時退社できています。
まずは転職エージェントに登録して転職について教えてもらいましょう。
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転職にはノウハウがいっぱいあり、ノウハウを実践しているかどうかで内定への確率も変わってきます。
そこで転職ノウハウについて包み隠さず書いたこの記事を参考にして転職活動を始めてみてください▼
仕事量が多すぎる会社で働き続けた未来

上司に相談しても仕事が減らないし、毎日残業地獄。
結論から先に言うと、仕事量が多すぎる会社で働き続けたら最悪の未来が待っています。
この章では僕の実体験を元に仕事量が多すぎる会社で働き続けたらどうなるのか?について解説します。
- 会社に行けなくなる
- 暴飲暴食で太る
- 自暴自棄になる
- プライベートがなくなる
- 残業ありきの働き方が染みつく
会社に行けなくなる
無理な働き方をしていると突然会社に行けなくなります。
気づかないうちに精神的に追い込まれており、会社に近づくと動悸や吐き気が出てきたりもします。
最悪、退職という状況になりますので今のうちに仕事量については対策を実施しておくべきです。
仕事量が多いときの対処法についてはこの章で解説しています
暴飲暴食で太る
ストレス解消のために暴飲暴食をしてしまいます。
残業して帰るのも遅いため、暴飲暴食に拍車をかけてかなり太ってしまいます。
僕も毎日のようにお酒とお米を食べまくって、入社したときから10kg近く太りました。
食べることだけが楽しみになってしまうので止められないんです。

食べても食べてもお腹が減るんですよね
自暴自棄になる
自分に自信が持てず、仕事なんてどうでもいいとやけくそになってしまいます。
仕事をないがしろにした結果トラブルを起こしたり、上司に説教されたりといいことがありません。
僕も仕事自体がイヤになり、最終的に通院しながら仕事に言ってました。
プライベートがなくなる
仕事量が多いので働き方が悪化しプライベートはなくなります。
僕も平日7時に出社して、23時に帰宅するという生活をしていたのでほとんどプライベートの時間がありませんでした。
せっかくの休日も体を休めることが最優先になるので丸一日寝ることもあります。

友人がプライベートを満喫してると本当に羨ましいんですよね
残業ありきの働き方が染みつく
仕事量が多いと残業ありきの働き方が染みついてきます。
残業ありきの働き方が染みつくと、定時で帰れる時でも残業をしてしまうことがあります。
結婚したり、子供が生まれたりプライベートが充実してきても残業の呪いが解けないので要注意です。

将来を見越して今のうちに働き方を改善するのが得策です
【上司が怖い?】退職を言いやすくする2つのコツ

仕事量が多く振られていると周りに迷惑がかかりそうで退職を言いづらいですよね。
そこで、退職を言いやすくするコツを紹介します。
- 嘘の退職理由を伝える
- 円満退社を意識しすぎない
僕もこの2つのコツを実践することで問題なく退職することができました。
それでも高圧的な上司だったり、退職自体させてもらえない場合は退職代行サービスがおすすめです。
会社とのやり取りをすべてやってくれるので安心して退職することができます。
法適合の労働組合が運営している退職代行ガーディアンならトラブルも起きず確実に辞めることが可能です。
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嘘の退職理由を伝える
「仕事量が多いから」「残業が多いから」なんて伝えづらいですよね。
どうしても言いづらかったり、上司が納得してもらえない人の場合は嘘の退職理由を伝えましょう。
家族関係や地元へのUターンなどを理由にすると退職を承諾してくれます。
- 親の介護が必要になったため退職します
- 将来を見越して地元で働くため退職します
相手が許可をしなければならない話を作ってしまえばOK。
素直に退職理由を話すと、「改善するから」と引き止めにあうので要注意です。

引き留められたときの甘い言葉は要注意です!
円満退社を意識しすぎない
誰しもが良い形で退職を望みますが、円満退社を意識しすぎないようにしてください。
なぜなら、円満退社が目的になると上司からの無理難題にも答えようとして退職手続きが進まないからです。
「円満じゃなくても退社するんだ」という意気込みで臨んでください。

退職したら会社の人とは合わなくなるので意識しすぎないでOKです
まとめ|仕事量が多すぎてパワハラになる可能性はある
仕事量とパワハラの関係、対策について解説しました。
仕事量が多すぎるときの対策は下記5点ですが、いっこうに改善されない場合は今すぐ転職すべきです。
- 記録に残す
- 上司に相談する
- 人事/労働組合に相談する
- 社外相談室に相談する
- 転職する
ここまで読んでくださったのでぶっちゃけたことを言います。
パワハラに匹敵する働き方をしていましたが転職して環境を変えるだけでこんなにも違うんだと正直思いました。
転職活動自体は無料でできるし、納得のいく企業がなければ転職しなければいいだけです。
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