鉄道会社は休日も呼び出しがあってきつい
鉄道会社から別の職種へ転職したい
このような悩みを持っていませんか?
休日ぐらいは仕事のことを忘れて休みたいですよね。鉄道会社から別の業界へ転職することで休日にキャンプなど外に遊び行くこともできます。
そこで、鉄道会社から別の職種へ転職されたてぃけおさんに異業界転職のポイントについて聞いてきました。

てぃけおさんの情報(鉄道/海外営業)発信についてはこちらをご覧ください▼
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≫てぃけおさんのtwitter(2023/7/15時点アカウント削除)
- 働き方を変えたいなら転職必須
- 転職はエピソードをアピールする
- 事業拡大の求人募集が狙い目
これらのことを実践するだけで、休日もしっかり休みをとれる良い会社に入社することができます。
【体験談】鉄道会社総合職はつらい?働き方を変えていく行路

てぃけおさんは大学卒業後、鉄道会社総合職としてJRに入社。その後、2回の転職を経て材料系メーカーに転職。
2回の転職で働き方は徐々によくなっています。
- 1社目鉄道会社:休日でも災害があれば呼び出される※
※休日はシフト制で決まる - 2社目電気機器メーカー:最高残業100時間/月ほど多忙
- 3社目材料系メーカー:残業20~35時間/月+週4日リモートワーク
それぞれどのような働き方だったのか詳しく見ていきましょう。
1社目:鉄道会社総合職
鉄道会社の総合職は数年間にわたって現場研修があります。入社後の流れは下記の通りです。

てぃけおさんの場合、総合職の間接部門で働き始めたのは入社3年半からでした。運転士と総合職の働き方の違いをまとめると下記の通りです。
運転士の場合 | 総合職の場合 | |
残業 | ほとんどない | MAX80時間/月 |
休日 | 完全シフト制 | カレンダー通り |
仕事内容 | 電車の運転、点検 緊急時のお客様対応 | 駅改良、新駅の監理 観光開発 駅ビルの不動産など |
1つ職種が違えば働き方が大きく異なります。現場よりもバックオフィス業務の方が残業が圧倒的に多いです。

災害時などの出社もあるので旅行は厳しいです。
2社目:電気機器メーカー
JRは働き方がつらく、海外との仕事に興味があったので1年~2年かけてマイペースな転職活動をして電気機器メーカーへ転職。
転職した電気機器メーカーでの働き方は下記の通りです。
- 勤務時間9:00~17:00+残業
- 月の残業時間:MAX100時間
- 海外出張頻度:1~2カ月に1回程度
- 海外出張機関:2日~1週間
- 仕事内容:海外顧客からの問い合わせ対応、出荷計画の調整など
海外営業として海外とのやり取りや駐在も経験したので非常にためになりました。また、当初転職した目的(海外に関わる仕事)も達成しました。
しかし、下記理由で刺激を求め再度転職を決意し行動します。
- キャリアの選択肢が少ない
- 10年後の自分がなんとなく見えた

残業多すぎますね…よく耐えれたなぁ

残業は本当に多いですね。次の転職でだいぶ改善しました。
3社目:材料系メーカー
海外営業として仕事の幅をもっと広めたいと思い材料メーカーへ転職。海外営業の経験もあったので3カ月ぐらいの転職活動で内定を取得しました。
転職した材料メーカーの働き方は下記の通りです。
- 勤務時間9:00~17:30+残業
- 週4日で在宅勤務
- 月の残業時間20~35時間
- 海外出張頻度:コロナの影響で出張ない
- 仕事内容:海外顧客からの問い合わせ対応など
コロナの影響で在宅勤務の頻度も高く、移動時間がかからない理想の働き方です。

在宅勤務ができるのはすごいよいですね。

ですね!ただし海外出張ができないのは業務的につらいです。
【鉄道総合職がきついなら必須!】働き方を改善する転職ポイント

転職のコツは「どのような理由で求人募集をしているか」を必ず確認することです。企業が求人募集する主な理由は2つあります。
- 事業拡大のため従業員を補充する
- 欠員がいるため従業員を補充する
事業拡大を理由とする企業へ入社することには下記3つのメリットがあります。
- 新しい事業を担当できる
- 裁量権を持つことができる
- 人員管理ができている会社
将来を見越して人員追加に動いている会社は人員管理もできている優良企業の可能性が高いです。
一方で欠員募集の場合は人の入れ替わりが激しい可能性があります。かならず募集背景からどのような環境なのかチェックしましょう。

募集背景については企業に直接聞いた方が正確です。
【きつい鉄道会社総合職からの脱出】異業種への転職ポイント

異業種への転職では「企業のニーズを把握し、自分の経験を交えてアピールする」ことが重要です。
特に車掌/運転士の電車運転技術は異業種へのアピールとしては少々つらいです。総合職であれば、研修後の総合職での仕事をアピールしましょう。
てぃけおさんの場合は下記2つをアピールしています。
- 現場社員、施設部門との折衝
- 駅の工事のとりまとめ
課題設定から解決までの流れを説明する方がアピールになります。企業のニーズの調べ方について下記記事を参考にしてください。
≫転職活動での企業研究のやり方!超めんどくさがり屋でもできる方法とやるべき理由をやさしく解説

企業ニーズと実体験をマッチさせることが大切なんですね

はい。どんな些細なエピソードでもいいので関連付けていきましょう。
【鉄道会社からの異業界転職に必須】おすすめ転職エージェント3選

この章では簡潔に異業界におすすめ転職エージェントについて解説します。
異業界への転職でおすすめなエージェントは3つです。
- リクルートエージェント
- doda
- JACリクルートメント
異業界への転職はエージェント側に「紹介する求人がありません」と言われがちなので、求人数が多いエージェントに登録すべきです。
リクルートエージェント、dodaは人材業界トップクラスの求人数をもっているので絶対に登録してください。
また他のエージェントと違ってJACリクルートメントは下記のように特殊な仕組みになっているため登録をおすすめしています。

JACリクルートメントの場合、1人の担当者が企業と求職者のやり取りをしているので認識違いが生まれません。
転職後に「聞いていた話と違う」というご認識も避けることができます。
リクルートエージェント、dodaについては下記記事で口コミ含め解説しているので参考にしてください。
≫【評判/口コミ】リクルートエージェントは冷たい?3つの対処法を紹介
≫【見なきゃ損】doda(デューダ)を使ってみた感想!体験談やメリット・デメリットも解説
【鉄道会社辞めたい?】鉄道総合職の仕事でつらいこと

鉄道総合職でつらかったことは下記2つです。
- 国鉄出身上司たちの機嫌取り
- 休日にゆっくり過ごせない
当時(2010年ぐらい)は上司の多くが国鉄から勤めていた人達でした。上司などの機嫌取りにすごく苦労しました。
災害などがあった日は出社要請がでるのでゆっくり休むことができません。ワークライフバランスを整えたい人には違う業界をおすすめします。
鉄道会社で働くデメリットについて詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください▼
鉄道会社に向いている人

休日出勤もありますが、てぃけおさんの経験上下記3つの特徴がある人が向いています。
- 地域に貢献したい気持ちが強い人
- 情熱が強い人
- 堅実な人
JRの活性化は地域に貢献できる業種の1つです。通学、通勤だけでなく箱根に旅行に行ったり、地域に貢献したい人には向いています。
また、駅長や駅員の方々と連携してコツコツ進めないといけないこともあり堅実な人にも向いています。

海外輸出に興味があったので全力で向き合うことができませんでした。
まとめ|鉄道総合職がつらいときは違う業界へ挑戦することも考えるべし
この記事では鉄道総合職で働いていたてぃけおさんの体験談や異業界転職に関するコツを紹介しました。
- 働き方を変えたいなら転職必須
- 転職はエピソードをアピールする
- 事業拡大の求人募集が狙い目

ありがとうございました。JRの総合職でワークライフバランスを整えるのは難しいんですね。

総合職でも現場研修が2~3年あるのでその間は良かったりしますけどね。
鉄道会社で働きながら自身のプライベートを優先するのは簡単ではありません。JRは公共交通機関として無くてはならない存在だからです。
もしプライベートを優先させたいのなら異業界への転職も検討してみましょう。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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